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35 Contact Lost(Morse)Deep Purple のアルバム Bananas より Contact Lost は、あの悲劇のコロンビア号に搭乗し、NASAのSTS-107ミッションに就いていたクルーに敬意を払うために書かれたものだ。 特にカルパナ・チャウラ隊員は僕達の友人であり、ディープ・パープルが好きでいつも聴いてくれていた。ミッションの間に聴けるようにと、パープルのCDをシャトルに持ち込む許可をとり、毎日12時間の仕事始めに彼女が聴いていた目覚めの音楽の中には "Space Truckin'" が含まれていた。 "Bananas" のレコーディングに入る前の時期、当サイトではカルパナ隊員のご主人であるJ.P. ハリソンの手によるコロンビア号の任務についての記録が掲載されていた。(今でもアーカイブに残っている。[ 訳者注: 現在英語のみ ]) 飛行任務中、僕はカルパナにメールを送って、コロンビア号内からの返信も貰った。以下その記録だ: ハロー、カルパナ、そして他のスペース・トラッカーの皆さん、 現在レコーディング中のロスのスタジオで、毎日皆さんの様子を出来るだけ詳しくチェックしています。 みんなが僕達の上をブンブン飛び回ってると思うと、このスタジオ内の空気にも特別な空気が漂い、新たな次元が加わったようだ。出来上がったCDは絶対送るので、楽しみにしていてね。 今後も飛行の成功を、そしてディープ・パープルの全員および Caramba のスタッフ全員からの敬意を込めて イアン・ギラン イアンとその仲間たちへ メッセージ本当にどうもありがとう。やっと宇宙圏に入り、重心の軸の変化や、素晴らしい光景や、私達の任務を楽しんでいる毎日です。 みんなも頑張ってね! カルパナ そして2月1日(土曜日)、コロンビア号が地上に戻ってくる道程であの悲劇が起こった。 みんな声もなくスタジオに何とか辿り着いたものの、その日はレコーディングなんて出来ないことは明らかだった。 スティーヴがスタジオに現れた時点でみんなで無言で抱き合った。そしてスティーヴはまっすぐレコーディング室に向かい、コロンビア号が墜落するのを目撃しながら書いた曲を今すぐ録音したいとマイク・ブラッドフォードに告げた。"Contact Lost" というのがスティーヴの考えていたタイトルだった。 音楽が感情を伝えるのには必ずしも歌詞が必要な訳じゃない。スティーヴ・モーズは、僕達がみんなショックで口も聞けない状態の間に彼のギターで全てを語ってくれた。 |
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