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24. Vavoom, Ted the Mechanic(Gillan, Glover, Lord, Morse, Paice)Deep Purple のアルバム Purpendicular より 80年代の終わり、ヴァーモントのストウでパープルのアルバム "The House of Blue Light" をレコーディング中に、パブである男に出会った。 まだ午後の早い時間で、僕は他のバンドメンバーが創作の苦悩に身を悶えている「ロンパールーム」から避難してきたところだった。どこか静かな場所を見つけ、インスピレーションのためのビターの助けを借りて、ちょうど浮かび上がってきたアイディアを暖めて展開させるつもりだった。その、何って名前だっけ、例の奴が現れるまでは。 そいつは誰でもいいから話し相手を見つけたいという、よく見かけるタイプで、最初はちょっとしたお喋りで始まった。その後1時間程の間、彼の生涯を聞きながら紙ナプキン数枚にメモをとり、持参のノートに挟んだまま、すっかり忘れていた。数年経ってから持ち物を移動している際にこのナプキンが床に落ちて、やっと思い出した次第。 誰かの生涯全てをナプキン数枚に書き写すことが出来るという事実にちょっとビックリ。もちろん彼の人生で起こったこと全てを書き写した訳ではないが、彼自身が話題にしたい程の重要な事項は全て含まれている。その詳細はどれも退屈の極みでとても曲のアイディアになるようなものではなかったが、その中のあちこちから部分的に切り集め、それに創作を加えたものが以下の通り。実はテッドという名前の奴じゃなく、メカニック(機械工)でもなかったが、その辺は勝手に創らせていただいた。 "Vavoom" という単語が会話に使われるのを聞いたことは、ある日トウィンクスという友人が、「女の子が人生の上で何らかの位置を確保するに必要なもの」を描写するのにその単語を使ったのが初めて。その「必要なもの」とはオーランドのキャバレー・クラブのダンサーの一人が熟練している、腰を前に突き出す動きだそうだ。この会話の時点でキャバレー・クラブは本物のストリップクラブだったが、現在はダンサー達もパンティーを着用しなくてはならない規則になっており、憂うばかりだ。いや、マジな話、本当にバカバカしい規則じゃないか! Vavoom: Ted the Mechanic(Gillan/Glover/Lord/Morse/Paice)Playing pool and drinking beer 'I've had a few myself' he said And he told me Thing about Ted Top man our Ted |
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